たぐめものアンテナ

惹かれた、感じた、気づいた、ちょっとしたアイデア、だれかのホレボレとしたアイデア、そしてスケッチなどを綴る・描く雑記ブログです。

新たな尺度で、オモシロいものに生まれ変わるかも…

 
 
 
私はいままで、実際の"地層"というものを見ても何とも思わなかったです。
 
 

 

f:id:tagmemo:20180417215839p:image

 
 
 
そんなある時「地層は時間。」という記事を見ました。
 
石川初さんというランドスケープアーキテクトの方が、”東京人”という雑誌に書いた記事です。
 
 
 
それを見てからは、地層に興味を持ちました。
 
正確に言えば興味が高くなりました。
 
 
 
それまでも、江戸時代から現在までの地層が、詳しくわかりやすく展示している江戸東京博物館の「地層は語る」や、首都圏外郭放水路龍Q館の「地層タワー」を見て、面白いなぁと思った記憶はあります。
 
 
 
その記事で、石川さん曰く 
 
東京近郊の台地では、地盤は富士山の噴火物に由来する、いわゆる関東ロームでできている。(中略)関東ロームは、1メートルあたり1万年の速さで堆積したといわれている。(中略)もちろん、堆積は厳密に一定に進んだわけではないが、(後略)
 
「東京人」2013年10月号/都市出版株式会社 P65 より引用
 
とのこと。
 
 
 
その記事の中には、世界史の色々な有名事象をポストイットに書いて、実際の地層に貼ってある写真があります。
 
そこに一番惹かれました。
 
”ポストイットで貼る”たったそれだけのこと、でも、その「たったそれだけのこと」で、目の前の地層が妙に魅力的で、リアリティのある歴史に見えてきたんです。
 
 
 
写真を見ないとちょっと伝わりづらいかも…
 
ただその写真を載せるのはどうかと思いましたので、その写真を私なりにダイアグラム化してみました。
 
 
 

f:id:tagmemo:20180417215824j:image

(記事の写真の方がわかりやすい… 。実際の地層にポストイットが貼ってある方が…ウゥッ…)
 
 
 
過去の時間の塊であり、経過だとはわかっている地層。
 
でもただの土の塊にも思えてしまう地層。
 
それがこの尺度の追加によって、このちょっとしたことの追加によって、こんなに面白く魅力的になるとは…
 
 
 
もし目の前に地層があって、それが関東ロームだとしたら、自分の知っている数々の歴史の事象を、その地層にじかに貼ってみたい。
 
そしてじっくり、過去の自分の生きていない、実際にあった長い時間に、想いを馳せてみたい。
 
そう思いました。
 
 
 
同時に、ちょっとしたことなんだけど、こういう、ちょっとした新たな尺度を与えられる既存のモノ、それはまだこの世の中に沢山あるのではないか。
 
そんなことをじっくり考えさせてくれました。
 
(なかなか気づけないかもですが…)
 
 
 
地層、オモシロイなぁ〜
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここまで読んで頂きありがとうございました。
 
たぐめも でした。