栄枯盛衰
遠い昔に、
ここには大きくて、華麗で、
迫力満点の要塞(みたいなモノ)がありました。
昔、訪れたことがあります。
滋賀県の安土。
そこにある安土城。
戦国時代の末期、
織田信長が築城した大きな大きなお城。
山全体が要塞のような感じ、
といった印象。
(防御性はそんなに高くないらしいが・・・)
素直に「かっこいい!」と思った。
現実世界には思えない規模、
そして迫力。
約400年前に、
たしかにあったお城。
その痕跡。
掘り起こされた石垣や石段の跡を見て、
そこに建っていただろう屋敷やお城をイメージしてみた。
イメージすればするほど、
その規模の大きさに圧倒された。
山頂には天守閣があり、
そこに行く道中、
名だたる重臣、
秀吉や柴田勝家など信長の数々の有名人物の屋敷が、
左右に幾つも連なっていたとのこと。
その痕跡も見れる。
もし、
このような感じに、
山の景色や形を大きく変えるような建物、
またはランドスケープといったものを、
現世界で造ることは
世相的にも環境的にも難しい、と思う。
自然の木々に包まれた山を、大改造して。
でもなんか羨ましい。
明智の謀反によって、
城の完成から3年ほどで
灰になってしまった安土城。
それがなんとも惜しい。
そんなことを思いました。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
たぐめも でした。