もしかしたら人間の記憶、DNAが求めている?
公開:2018/03/18 (最終更新:2018/04/30)
ひと目ぼれ・・・
普段私は、競技場を見ても特に惹かれることはないでです。
運動を好んでする方ではないからかもしれません。
でもこの競技場の写真を見た時には、なぜだか、すごく惹かれました。
元々あった林の樹木を、出来るだけ切らずに残して、森林を生かすことを考えて造られたとのことです。
トソル-バジル競技場(Tossols-Basil Athletics Track/RCRアーキテクツ)(photo: R.Prat)
最初はトラックの真ん中に樹木あるだけ、とも思えたんですが…
(photo: H.Suzuki)
どうしてそう思うのか考えてみました
でもよく見ると、競技場に必要な工作物は最少限な感じです。
照明スタンドは細みですし、土台も小さめな感じです。
観客席にいたっては、イスではなくスペースを切って、段差を設けるのみに留めています。
色彩も、トラックは芝生と、照明スタンドは樹木と、同じような色が使われています。
それらが総体として、この競技場が森の中にあることを、より実感させているのかもしれません。
人間としての記憶が…?
森の中で走るためのトラック。
いつもより走れるような気がしました。
もしかしたら人工物の中で走ることより、こういった自然の中で走ることを人間の太古の記憶であるDNAの中に、強く残っているのかもしれない。
それを無意識に思い出して、走りたくなるのかもしれない。
そんなことが頭の中で巡りました。
ここでいつか走って見たい。
そこでどう感じるか、自分の身体で体験してみたい。
そんなことを、このRCRアーキテクツ設計のトソル-バジル競技場の写真を見て思いました。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
たぐめも でした。